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シ​ン​ガ​ー​ソ​ン​グ​ラ​イ​タ​ー

by サトウコウヘイ

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1.
「愛している」だとか、「君だけ」だとか そんなちっぽけな言葉では表せられない。 恥ずかしいほどのラブソングですら俺は歌えない。 安い酒を飲みながら想うだけ。 憂鬱がずっと俺に邪魔をする 「もしもまた会えたら」なんて言う 狭いアパートで笑いあう二人には 若すぎたの。スクロール、過去の君の言葉。 高価な食事や、高いピアスなんかは 買ってやれなかった。だけど、君は幸せだったかい? 憂鬱がずっと俺に邪魔をする 「もしもまた会えたら」なんて言う 情けない男の情けない話を歌にしてみても 誰も聞くどころか同情すらしない。 君のことが誰よりも好きだった 何にも変えられない日々だった 好きな歌を二人口ずさむのも もう無いか。 どれだけの時間、過ごしていても どれほどの涙流してみても 隣で寝息を立ててた君はもういない。 クソみたいな愛だった。 テレビをつけながら眠ってしまったり、 コンビニの帰りにふざけながら歩いてみたり そんな細やかな素晴らしい日々が 心の何処かで「もう一度」と祈ったりもした。 「あの時こうしてればよかった」 「あの時ああ言えばよかった」 そんな後悔や過ちなんて自分を肯定する材料 君のことをちゃんと考えれたのだろうか。 馬鹿野郎だな。 雨が降った日は傘をさしたり 晴れた日の外は輝いていたり 人は日常を平穏を当たり前と思うのです。 いつだって失ってから気付く俺にとって大切なものは 都合の良い解釈で俺は俺を惑わす。 君のことが誰よりも好きだった 何にも変えられない日々だった 好きな歌を二人口ずさむのも もう無いか。 どれだけの時間、過ごしていても どれほどの涙流してみても 隣で寝息を立ててた君はもういない。 クソみたいな愛だった。
2.
ライブの終わりに先輩に言われた「かっこよかった」って言葉が どうもうまく喜べなくて。 田舎のライブハウスでの和気藹々としたムードやムーブメントが 俺にはどうも性に合わなくて。 アコースティックギターを持ってヘイトを叫んで、 アコースティックギターを持って汗と血を流して、 それでもただただ言われる「かっこよかった」の薄っぺらさに 「こいつらには一生わかんないんだろうな」なんてダサく尖ってみたりして。 かっこつけられた時代 かっこをつけた時代 「あの頃は若かった」なんてセブンスターを吸って安い発泡酒を飲んでるような 腑抜けたやつにもなりたくないし、心地いい日々を送ろうとも思っていない。 ライブハウスにノルマだけを支払って、30分間のステージをこなし、 酔った客に言われた「伝わらねぇよ」に腹を立てて自分の商売道具をへし折った日々。 あの頃と何か変わったか?あの頃と何が変わったか? 声が嗄れて、新しいギターを買って あ、そういえば。俺は東京に来た。 無名な俺の無謀な夢を死ぬまで掴んで離しはしない。 無謀な夢を無名な俺が死んでも掴んで離しはしない。 大人になれない大人になってしまったどうしようも無いクズだとしても 履いて捨てる人生だとしても、這ってでも俺は俺を信じてみるよ。 小学校6年の卒業文集で書いた将来の夢「シンガーソングライター」 もっとも堅実では無い夢を汚い字で大きく書いた。 自信や不安、葛藤なんてものはその時全く感じてなくて、 夢や希望、憧れなんてものに俺は夢中になりすぎていたんだ 何度も何度も音楽のせいにして逃げたこともありました。 何度も何度もどうして俺じゃねぇんだって愚痴を吐いたこともありました。 悔しさの夜を越えて、憎しみの朝を迎えて、俺の歌を聞きたいと言ってくれた あなたの為に、いや、俺が俺自身の為にあなたの鼓膜を揺らしたい。 憧れ続けたあの人が「3倍速で追いかけてきてね」と俺に微笑んでくれた 存在が認知されていない俺についてきてくれて協力してくれた可愛いスタッフ 俺の音楽に絵と映像を乗せてくれて彩ってくれた一人の若き才能を持つ男 そして、大阪で酔っ払いながら今日も自分の歌を歌う酩酊シンガーのあいつ。 そんな日々をなんと呼ぼう。こんな人生になんて名前をつけよう。 無名な俺の無謀な夢を死ぬまで掴んで離しはしない。 無謀な夢を無名な俺が死んでも掴んで離しはしない。 大人になれない大人になってしまったどうしようも無いクソだとしても 履いて捨てる人生だとしても、這ってでも俺は俺を信じてみるよ。 愛してるなんて柄じゃねぇ。 誰彼構わず言える言葉でもねぇ。 ただ、俺は俺の歌を愛してくれている人間にはそんな言葉を言ってみたい。 ありがとう。 本当に愛しているよ。
3.
化物 05:31
言葉を紡いで言葉を吐く、流れる時代に感情はなく ブームと踊るダンスフロア 流される君はもうダサいな。 知識と教養 意識 抱擁 I phoneから流れてる邦ロック 売れてるミュージック 流行りのシンギング 時代に遅れた僕のライティング 右も左も同じ服、同じ表情で同じ音楽 個性尊重 複製誇張 馬鹿馬鹿しいね テンプレート 何を大切にしたらいいか。何を愛していけばいいか。 何をもってのオリジナルか。個性とは一体何なのか。 GOOD NIGHT コピーされ続ける日が増える GOOD NIGHT 補正され続け朝になる GOOD NIGHT 個性が消えて日々を迎える GOOD NIGHT 「みんな違ってみんないい」 「みんな一緒がみんないい」 価値も自由もなくなって除外されて笑われる軽蔑視 それで何かを伝えても。 英知も不自由 言葉を浮遊し書くこの散文詩 誰か僕に名前を。 想像を創造してくだけで世界はきっと違って見えて 個性と調和し、互いを認めたいだけ。 好きで描いてる、好きで歌ってる 好きで誰かの心傷つける。 個性のない個性の時代へようこそ。 GOOD NIGHT コピーされ続ける日が増える GOOD NIGHT 補正され続け朝になる GOOD NIGHT 個性が消えて日々を迎える GOOD NIGHT 「みんな違ってみんないい」 「みんな一緒がみんないい」 夢が不明な運命を辿り行き着く先は コピーとペーストの世界 痛いな 痛いや 心と浮かび上がる想像 この歌すら殺される。 価値も自由もなくなって除外されて笑われる軽蔑視 それで何かを伝えても。 英知も不自由 言葉を浮遊し書くこの散文詩 誰か僕に名前を。

about

自身初となるシングルが堂々リリース
表題曲"シンガーソングライター"はポエトリーリーディングを用いた
叫びが終始続く。
全ての本音をぶつけた作品。

credits

released June 11, 2019

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サトウコウヘイ Tokyo, Japan

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